看護師のシフトは多くは2交替制や3交替制で組まれ、24時間常に看護ができる体制を作っています。しかし、夜勤と日勤の繰り返しは体力を消耗するため、看護師の離職にもつながりかねません。夜勤があることを看護師のデメリットと考える看護師も少なくないからです。
夜勤専従看護師は、日勤はせず夜勤のみを行う看護師です。夜勤専従看護師がいることで、その他の看護師は日勤を中心にシフトを回すことができるようになります。また、夜勤専従看護師自身にもメリットがあります。
夜勤は一般的に日勤よりも手当がつくため、1回当たりの給与が多くなります。夜勤専従看護師の場合、月の半分程度しか出勤しなくても正社員の看護師と同じくらいの収入を得る場合もあります。パートや派遣社員として月の3分の1程度の出勤で、充分な収入を得る夜勤専従看護師もいます。出勤日数が少なくても生活が成り立つとことは大きなメリットです。
出勤日数が少ない分、プライベートの充実が可能です。例えば、夜勤明けや勤務のない日中は、趣味のために時間をつかう看護師もいます。また、小さい子供がいる看護師は、子供が寝ている間に働いて、日中は子供との時間をゆっくりと過ごすことができるでしょう。
職場によっては、夜勤時に急患や緊急対応がほとんどない場合もあります。そのような職場を選べば、日中のための体力を温存し、さらにプライベートを充実させることができるでしょう。
このように、実はメリットが多い夜勤専従看護師として働く人は徐々に増えつつあります。